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企業の成長を左右する!リモートワークは当たり前、リモート採用をするべき3つの理由

今回は、コンサルティング的な内世の話をしたいと思います。コンサルカテゴリーで有償でコンサルティングを行なっている企業もいるので、問題ない範囲で有益と思われる情報を定期的に発信していこうと思います。

リモートワーク(テレワーク)を推進して非常事態に備える的なニュースを最近よく耳にしますが、非常事態でなくとも、リモートワークは、すべてのスタッフが当たり前にできる環境を用意しておくべきだと思います。

エンジニア採用関連で相談を受けた際にリモートワークが可能な環境をつくるだけでなく、リモート採用を積極的に行うべきだと良く言っています。

この話をすると、賛否両論いろいろな意見が出てきますが、リモート採用が取り入れるかどうかが、今後、日本において企業の成長を左右すると思っています。

リモート採用をするべき3つ理由

リモート採用(遠方にいる人材を基本的には出社させずに採用すること)には様々なメリットがありますが、その中でも大きいものを3つあげるとすれば、以下のものになるかと思います。

  • 遠方にいる優秀な人材を採用できる
  • 通勤手当が不要
  • インフルエンザなどが流行した際の社内感染のリスク低下

遠方にいる優秀な人材を採用できる

これは、かなり大きなメリットだと思います。優秀な人材を会社からの通勤圏内で探そうとすると、どうしても限界があります。わざわざ転勤をしてもらって採用をするというのも考えられますが、資本が潤沢にあり魅力的なオファーができない限り転勤という手段は難しいと思います。そのため、人材を探す範囲の縛りをなくし、日本国内もしくは海外まで視野を広げれば、優秀な人材は結構いたります。

優秀な人材の獲得競争は、今後さらに激しくなり、会社に出勤させることを前提とした採用活動は、いずれ終焉を迎えると思っています。

20年以上も前の話ですが、有名なプロジェクトマネジメントツールであるBasecampを開発した37signals(現Basecamp)は、会社に出勤させる採用スタイルではなく世界中から優秀な人材を集めたことがBasecampを成功させた要因の一つだと思います。 ちなみにBsecampはリモート採用を今も続けていますし、今後辞めることもないと思います。Basecampの本社はシカゴにありますが、社員は世界の32都市に散らばっています。Basecampでは、誰もが自由に住むところや仕事をする場所を選んでいます。

Basecamp is headquartered in Chicago, but our team is spread out across 32 cities around the world. Everyone at Basecamp is free to live and work in the places they thrive, and most of us do just that.
-- Work at Basecampより引用

通勤手当・時間が不要

これは、コスト的なメリットかと思います。通常であれば、最低でも1ヶ月あたり¥10,000以上の通勤手当を支払っていると思います。リモート採用を行なった場合は、当然必要なく社員1人あたり年間12万円以上のコスト削減が可能です。

逆に考えれば、通勤手当該当分を上乗せして年収提示も可能なため、総合的な支出はさほど変わらず、より魅力的なオファーをすることもできます。

また、通勤しないで良いので、社員も集中力が最も高い時間帯に有効的に働くことができます。

インフルエンザなどが流行した際の社内感染のリスク低下

毎年のように日本では、インフルエンザが流行しています。この時期になると、どの会社でも手洗い・うがいの徹底やマスクの着用などの注意喚起を行いますが、満員電車やバスで通勤する社員も相当数いるため、社内でどれだけ気を付けていてもインフルエンザに罹ってしまう社員が出てきます。

ひどい場合は、社員の半数以上が罹患してしまい、会社としての機能低下に陥ってしまうこともあります。

リモート採用をしていると、会社に出勤しない社員もいるので、社内感染などが発生して会社の機能低下に陥るリスクを低下させることができます

しっかりとしたリモートワークの環境を用意する

リモート採用を行うためには、しっかりとしたリモートワークの環境を用意する必要があります。

台風や災害発生時など限定的に在宅勤務やテレワークを導入する企業が多いですが、しっかりとしたリモートワークの環境が用意されているところは少ない印象です。

支給されたノートPCを持ち帰って家で仕事をしますが、必要な資料の共有などはメールで添付したりチャットで送信したりとその場しのぎの働き方をしているケースが多いのではないでしょうか?数日であれば、問題ないかもしれませんが、1週間、1ヶ月など長期に及ぶと様々な問題が発生してくると思います。

ましてやリモート採用となるとこの状態では厳しいかと思います。リモート採用をする前に、しっかりとしたリモートワークの環境を用意する必要があります。

本来のリモートワーク(テレワーク)は、社外にいながらも会社の自分の席にいるのと変わらない環境で仕事ができることだと思います。これができない理由は、会社のネットワークに接続できないことが原因になっているかと思います。

VPNを用意することによってどこにいても社内と同じ環境で仕事ができるようになる。

VPN(Virtual Private Network)とは、インターネットなどに接続している利用者の間に仮想的なトンネルを構築し、プライベートなネットワークを拡張する技術です。VPNを利用すれば、物理的に離れている拠点のネットワークを、あたかも自分の拠点と同一ネットワークかのような利便性や安全性で使用できます。
-- VPNとは ー YAMAHAより引用

リモートワーク導入に消極的な理由の一つがセキュリティだったりすると思いますが、VPNを導入することによりセキュアに外部と社内を結ぶことができるよううになります。

外部と社内を結ぶことに不安を感じる経営者の方が多くいらっしゃいますが、社外秘の資料などをメールで添付して共有している場合、メール本文を初め、通信自体が暗号化されていない場合がほとんどですので、VPNを使用する方が社内のファイルサーバーに保存して共有することができるので、メール送信よりもセキュリティ的には優れていたりします。

この種類のVPNルーターを使用すれば、割と簡単にVPNを導入することができるので、リモートワークの環境の土台を用意することができます。これだけで快適なリモートワークの環境が用意できる訳ではないと思いますが、最初の一歩だと思います。

リモート採用に関する不安って実はあまり意味がない

最後にリモート採用をする場合、よく耳にするのが、3つの不安を取り合げて、リモート採用だからといってあまり不安視する意味がないことを書いておこうと思います。基本的にこれらの不安は、採用全般に言えることで、リモートに限った話ではないです。

  • 目が届かない分、きちんと働いているか分からない!?
  • 面接などもテレビ面談になることも多く、人材を見抜けない!?
  • 遠隔地にいる社員と報連相がうまくいかないのではないか!?

目が届かない分、きちんと働いてくれるか分からない!?

リモート採用時の不安要素の代表選手ですね。リモートワーク導入時にもよく耳にします。

リモート採用じゃなかったとしても同じことが言えると思います。これは、社員に対して、きちんとしたKPIを設定できずに社員のパフォーマンスを測ることができない状態にあるための不安だと思います。

無理のないKPIを設定して、リモートだろうとなかろうと社員がパフォーマンスを発揮しているということを客観的に見れるようにしていく必要があります。

人は誰でも、サボりたくなってしまう時はあります。常に100%全力投球でいられる人はいません。いつかどこかで折れてしまいます。サボるというタイミングが休憩だったりする訳で、うまくサボりながらパフォーマンスを発揮してもらえれば、それで良いと思います。

面接などもテレビ面談になることも多く、人材を見抜けない

これに関しては、対面で面接をしたからと言って状況が変わるのか?という疑問があります。対面で面接をして非常に良い評価と期待値を持って採用したけど、入社後に経歴詐称が発覚して思っていたような人材ではなかったというような話もよく聞きますので、テレビ面談だから見抜けないということは決してありません。

遠隔地にいる社員と報連相がうまくいかないのではないか!?

これもよく耳にする問題ですが、そもそも社内でも問題として取り上げられるようなものですので、リモート採用を思いとどまる理由にはならないと思います。

最近は、Slack、Chatwork、LINE ビジネスなど、様々なビジネスチャットツールが世に出回っています。一昔前のメールとは違い、リアルタイムかつ無駄な社交辞令の挨拶などを省いて気軽に連絡を取れるので、社内だろうがリモートだろうが円滑にコミュニケーションが取れる時代になっています。

もし、社内のコミュニケーションをメールに頼っているのであれば、ビジネスチャットツールの導入を検討してください。このメールが報連相がうまくいかない原因だったりします。メールは、40年以上前の1980年代に策定されたフェッチ型(受診しなければ分からない)の技術です。今は、2020年です。新しい時代のプッシュ型(受診しなくても通知がくる)ビジネスコミュニケーションツールを導入しましよう。

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